海辺のホテルで過ごす静かな週末｜心と身体を整えるひとり旅

こんにちは、ナギサです。今回は「旅行」をテーマに、私が先日訪れた海辺のホテルでのひとり旅についてご紹介します。

忙しい日々の中で、ふと立ち止まりたくなる瞬間ってありますよね。そんなとき、ふと思い立って選んだのが、静かな海沿いに佇む小さなホテルでした。誰かと一緒の旅も楽しいけれど、自分だけの時間をゆったりと過ごす旅には、また特別な魅力があります。

今回宿泊したのは、千葉の外房エリアにある全室オーシャンビューのホテル。東京から電車で2時間ほど、海風を感じながら駅を降りた瞬間、すでに心がほぐれるようでした。

チェックイン後、案内された部屋の窓を開けると、眼下に広がる青い海。波の音がBGMのように心地よく響き、何もせずただ座っているだけで、時間がゆっくりと流れていくのがわかりました。

室内はナチュラルな木のインテリアに、白を基調とした落ち着いた空間。お気に入りのエッセンシャルオイルを数滴たらし、深呼吸をしながら、ベッドの上でゆったりと横になります。

この日は特に予定を立てず、ホテルのラウンジでコーヒーを飲んだり、併設のライブラリーで旅エッセイを読んだり。自然に囲まれた環境では、スマホからも自然と距離が取れて、気づけばデジタルデトックスの時間になっていました。

夕食は、ホテル内のレストランで。地元で採れた魚介や旬の野菜をふんだんに使ったコース料理は、目にも美しく、心もお腹も満たされました。

料理人の方が食材の説明をしてくれたのも印象的で、「食べる」という行為がとても丁寧で豊かな時間になるんだなと感じました。

夕食後は、ホテルの貸切温泉へ。とろりとしたお湯に身を沈めながら、空に浮かぶ星を眺めていると、自分の呼吸や鼓動が心地よく感じられて、まるで瞑想しているような気分になれました。

朝は早く目が覚めて、朝日を眺めにテラスへ。ゆっくりと昇ってくる太陽と、それに染まっていく海の色。自然のグラデーションは、どんなアートよりも美しいと感じた瞬間です。

朝食もまた素晴らしく、和食を中心とした体にやさしいメニューが並んでいました。白いごはんに味噌汁、焼き魚、季節の煮物といったシンプルなものでも、旅先で食べると格別の味わいです。

チェックアウトのとき、スタッフの方に「またぜひ来てくださいね」と笑顔で声をかけられ、なんだかほっこり。旅の最後まで、心があたたかくなる滞在でした。

ひとり旅の魅力は、自分のペースで、自分のためだけに時間を使えること。誰にも気を使わず、ただ自分を整えることに集中する。そんな旅の時間が、これからの日々をまた頑張ろうと思える力をくれるのだと思います。