こんにちは、ナギサです。最近、なんだかずっと疲れていたんです。心の疲れというか、「何に疲れてるんだろう？」って自分でもわからないけれど、ふと「一人でどこかに行きたい」と思って電車に飛び乗りました。向かった先は、東京から電車で約2時間ほどの“秩父”。山、温泉、静かな町。そして、電車に揺られながら読んだ1冊の漫画が、この旅にそっと彩りを加えてくれました。
思いつきの電車旅、目的地は秩父
週末の朝、目覚ましもかけずにゆっくり起きて、気まぐれにカバンに着替えとタオルを入れました。「とにかく静かな場所に行こう」と決めて、検索もほとんどせずに西武線に飛び乗ったんです。特急ラビューの柔らかい座席に身を預けると、それだけで少し肩の力が抜けました。
車窓に広がる緑や川の流れを眺めながら、久しぶりにスマホで電子書籍アプリを開いて漫画を読むことに。普段は仕事終わりのベッドの中で読むことが多いのですが、揺れる車内と心地よい風景の中で読む漫画って、なんだか特別な気分でした。
私がこのとき読んでいたのは、Renta!でたまたま見つけた『スキップとローファー』。都会から田舎に引っ越してきた高校生が、自分のペースで友達を作っていく青春ストーリー。穏やかな空気と主人公のまっすぐな言葉に、なんだか癒されました。
山と町の静けさに包まれる
秩父に着いたら、まずは街を歩くことにしました。駅を出てすぐの通りも人が少なく、地元の人たちがのんびり歩いているのが印象的。チェーン店ではない、小さなパン屋さんや雑貨屋さんを見つけてはフラリと立ち寄りました。
お昼は、観光客向けではない地元の定食屋へ。山菜の天ぷら定食を頼んだら、思った以上に豪華で、地元の素材を大切に使っている感じが伝わってきました。店主のおばあちゃんが話しかけてくれて、「一人旅？秩父はいいところでしょう？」と笑ってくれたのも嬉しかったです。
温泉で“何もしない”贅沢
午後は少しバスに乗って、山の中にある日帰り温泉へ。小さな宿に併設された露天風呂があり、運良く貸切状態。湯気の向こうに山々の稜線が見えて、時間が止まったような感覚になりました。
スマホも閉じて、ただお湯につかる。頭の中のノイズが少しずつ消えていくようで、「あ、こういう時間を求めてたんだな」としみじみ感じました。
湯上がりには、冷たい牛乳を一気飲み。古びた木の椅子に座って体を休めながら、「次はどこへ行こうかな」なんて考える余裕も生まれました。
帰りの電車、余韻と物語
帰りの電車では、行きに読んだ『スキップとローファー』の続きを再び開きました。主人公の何気ない日常が、今日の自分の一日と重なるようで不思議な気持ちに。
「一人で過ごす時間って、寂しいよりも自由なんだな」と思えたのは、この作品と秩父の静けさのおかげかもしれません。
ナギサのひとことメモ
電車旅は、景色と自分の気持ちが少しずつ重なっていく感覚があって、とても好きです。電子漫画は、その空白の時間を心地よく埋めてくれる存在。今回の秩父旅も、小さな発見がたくさんありました。次は温泉宿に一泊して、もっとゆっくり漫画と過ごす時間を作りたいな。
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